アニメ映画は子供のためのものだと思っていませんか?
でも、大人が見ても涙するような感動作が実は多いのです。
アニメ映画は大人でも泣ける作品が多い!
というわけで今回は、感動する泣けるアニメ映画を100の感想とともに紹介していきます。
目次
- 1 感動できる「泣けるアニメ映画」100選
- 1.1 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-
- 1.2 メトロポリス
- 1.3 心が叫びたがっているんだ。
- 1.4 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
- 1.5 クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦
- 1.6 君の膵臓を食べたい
- 1.7 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 1.8 劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢
- 1.9 ドラえもん のび太と鉄人兵団
- 1.10 心が叫びたがっているんだ。
- 1.11 思い出のマーニー
- 1.12 のび太の結婚前夜
- 1.13 君の名は。
- 1.14 STAND BY ME ドラえもん
- 1.15 遥かなる時空の中で 舞一夜
- 1.16 帰ってきたドラえもん
- 1.17 それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ
- 1.18 君の名は。
- 1.19 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
- 1.20 planetarian~星の人~
- 1.21 最終兵器彼女
- 1.22 魔法少女まどかマギカ 叛逆の物語
- 1.23 君の膵臓を食べたい
- 1.24 ヒックとドラゴン
- 1.25 美女と野獣
- 1.26 思い出のマーニー
- 1.27 五等になりたい
- 1.28 タッチ背番号のないエース
- 1.29 映画クレヨンしんちゃん:モーレツオトナ帝国の逆襲
- 1.30 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 1.31 君の膵臓をたべたい
- 1.32 『さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち』
- 1.33 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 1.34 となりのトトロ
- 1.35 ワンピーススタンピード
- 1.36 ライオンキング
- 1.37 ナイトメア・ビフォア・クリスマス
- 1.38 劇場版 フランダースの犬
- 1.39 心が叫びたがっているんだ。
- 1.40 聲の形
- 1.41 蛍火の杜へ
- 1.42 映画ドラえもん のび太の鉄人兵団
- 1.43 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
- 1.44 天気の子
- 1.45 この世界の片隅に
- 1.46 ぼくの名前はズッキーニ
- 1.47 ミュウツーの逆襲
- 1.48 STAND BY ME ドラえもん
- 1.49 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひ みつのコ
- 1.50 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 1.51 ミュウツーの逆襲
- 1.52 メイドインアビス 深き魂の黎明
- 1.53 この世界の片隅に
- 1.54 プロメア
- 1.55 ONEPIECE
- 1.56 火垂るの墓
- 1.57 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
- 1.58 おもひでぽろぽろ
- 1.59 おばあちゃんの思い出
- 1.60 ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形
- 1.61 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形
- 1.62 劇場版NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
- 1.63 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ オトナ帝国の逆襲
- 1.64 残響のテロル
- 1.65 劇場版はいからさんが通る 前編・後編
- 1.66 リメンバー・ミー
- 1.67 火垂るの墓
- 1.68 君の膵臓をたべたい
- 1.69 風の谷のナウシカ
- 1.70 リメンバー・ミー
- 1.71 聲の形
- 1.72 この世界の(さらにいくつもの)片隅に
- 1.73 劇場版 暗殺教室 365日の時間
- 1.74 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
- 1.75 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
- 1.76 海獣の子供
- 1.77 火垂るの墓
- 1.78 となりのトトロ
- 1.79 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲
- 1.80 君の名は。
- 1.81 東京ゴッドファーザーズ
- 1.82 映画ドラえもん「おばあちゃんの思い出」
- 1.83 君の名は。
- 1.84 嵐を呼ぶモーレツ大人帝国の逆襲
- 1.85 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
- 1.86 おおかみこどもの雨と雪
- 1.87 Disney’s クリスマス・キャロル
- 1.88 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 1.89 魔女の宅急便
- 1.90 天気の子
- 1.91 この世界の片隅に
- 1.92 シュガーラッシュ
- 1.93 トイストーリー3
- 1.94 秒速5センチメートル
- 1.95 聲の形
- 1.96 時をかける少女
- 1.97 この世界の片隅に
- 1.98 サマーウォーズ
感動できる「泣けるアニメ映画」100選
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-
この映画は、かの京都アニメーションが手掛ける劇場番アニメで、正直それだけで完成度の保証として充分という面があります。
それでも具体的に泣ける点を挙げるとすれば大きく3つ。
作画・ストーリー・構成です。
まず作画。
言わずと知れた京アニクオリティーは、水面の描写や髪のなびいた描写など、ありとあらゆる部分にこだわりが見え、否応なく視聴者を世界観へと引きずり込んでいきます。
ストーリーも合わさって感動すること間違いなし。
次にストーリー。
外伝と銘打つだけあり、先だって放送されていたTVシリーズを踏まえた人間関係や、ちょっとした描写が仕込まれていますが、あくまでそれは小ネタ。
(もちろん見ていればそれだけ深くこの作品を味わえるのですが……)この外伝から初めてヴァイオレット・エヴァーガーデンに触れた人でも、しっかり感動できる仕掛け、どんでん返しがきちんと仕込まれています。
あらすじは次の通り。
舞台はお嬢様のみが通うことのできる女学校。
代筆を通して人の心を学んでゆく、元特殊部隊員で手紙代筆者――「自動手記人形」のヴァイオレットは、イザベラという、生きることに絶望した少女の教育係を務めます。
その絶望は誰にもぶつけられない想いが原因で……。
ヴァイオレットは、そんなどうしようもなかった思いこそ手紙にしようと持ちかけて……。
最後に構成。
これはもう本当に見るしかない。
下手に言葉を重ねれば、それだけ見たときの感動が半減、それくらい緻密な構成こそ、この映画一番の魅力です。
是非、もう、ホント見て!
以上、語ることを3つに絞ってもこれだけ言葉が溢れてくる、それだけ魅力的な作品です。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」を是非ご覧ください。
メトロポリス
原作手塚治虫の漫画を、脚本大友克洋、監督りんたろうがSFアニメとして映画化した本作。
主人公は「ケンイチ」少年と人造人間の少女「ティマ」。
ケンイチはティマが人造人間であることを知らず、ティマ自身も自分が人造人間であることを自覚していません。
物語が進展するにあたり、二人の気持ちは近づいていきます。
しかし、ティマに課せられた運命は残酷なものでした。
物語の終盤、敵対する相手のボス「ロック」によりティマが暴走し始め、建物全体が崩壊し始めるラストシーン「I can’t stop loving you」が流れた瞬間は感動的です。
そしてティマとケンイチとの悲しお別れ…。
泣けます。
心が叫びたがっているんだ。
父親から言われた言葉が原因で失声症になってしまった女の子が、成長していく姿に感動しました。
しゃべることが出来ない女の子が、高校の交流会の実行委員になり、最後にはミュージカルを歌う姿に涙が止まりませんでした。
青春映画で主人公だけでなく、登場人物の高校生4人の成長が感じられます。
最初はやる気がなかったけど、主人公に背中を押され、まじめに取り組む姿にも感動しました。
主人公が、はじめは文字でしか、会話をすることが出来なかったのに、少しずつ声を出したり、最後にはミュージカルに出ている姿には、感動しました。
言葉の大切さを改めて感じることが出来て、とてもいい映画です。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
私が絶対に泣けると思う映画は、クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲です。
大人が昭和の良さに洗脳されてしまった世界で野原しんのすけが一所懸命に新しい時代も良いぞと言わんばかりに洗脳してきた悪者に立ち向かっていく姿が感動的です。
しんのすけがしんのすけの父に今の記憶を戻してもらうために臭い足の匂いを嗅がせると父は今まで起きた人生の色んな出来事を思い出していきます。
そこでどんな時代も大切で時間が巡り進んでいく大切さも知ることが出来てとても泣けます。
アニメ映画なのに思わず自分でも共感してしまうくらいに感動物です。
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦
この映画はクレヨンしんちゃんシリーズの中でもトップクラスに並ぶ、感動大作です。
野原一家がある出来事から戦国時代にタイムスリップしてしまうのですが、そこで描かれる野原一家の優しさや絆、そこで生きる人たちの生き様など感動する場面が何箇所かあります。
野原一家が活躍する場面などはとても笑えてやはり面白いのですが、又兵衛とボスキャラの戦いは本当に息を呑む戦いです。
そして、無事終了かと思いきや、ラストに悲しい結末が待っています。
それはぜひ観てみて、体験してください。
涙が止まりません。
そしてあまりに名作なため、実写映画もあるため、そちらもご確認ください!
君の膵臓を食べたい
膵臓の病気を患い、そのことを家族や医者以外の人には明かさず、最期の日が来るまで目の前のできることを精一杯やろうとする姿にとても感動しました。
同級生のなかで僕に対してだけ病気の秘密を明かしてくれ、残りの余命生活を一緒に過ごすうちに心が少しずつ変わり、明るい青春ストーリーと病気の悲しいストーリーが重なって、後半は言葉の1つ1つに重みを感じてとても泣けます。
僕にとっては桜良との春の思い出に過ぎないが、死を迎える彼女にとっては最後の一生の思い出になるかと思うと、病気と闘うということはこんなにも辛く、周りの人の支えで真っ直ぐにいられる2人の毎日は素敵です。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
昔はなにするのも集まって冒険や探検をして6人の秘密基地を作ったりをして。
だけど、不幸な事故により皆んなが大好きだった メンマ が亡くなった。
その事がきっかけで皆んなの心に溝ができてしまい
それぞれが距離を置くようになってしまう。
そんな時突然メンマが幽霊で現れて、バラバラになってしまった平和バスターズのみんなの気持ちを昔よく一緒になって笑ったり泣いたりした時のように戻そうとします。
後半、メンマの願い事を皆んなで叶えるシーンがあるのですが 成仏させるって事はもう二度と会えないって事なのでその場面が1番の見所になっています。
誰しも昔遊んでた友達とは大人なるに連れて遊ぶ機会は減ると思います。
でも、久しぶりに会ってもやっぱりいいものですよね。
劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢
とっても強い組織の女性キュラソーが出てきて、アクションが最高で、最後には確実に泣ける映画です。
記憶喪失になりながらも子供たちとの思い出を大切にして最終的に子供たちを助ける場面は号泣です。
実際なぜ子供たちが助かったのか、その理由を目でみてリアルタイムで知っていたのは灰原哀だけ。
あの、灰原哀ちゃんの悲しそうな顔は忘れられません。
人との助け合いや愛情、友情を知る事ができる映画なので、小さな子供から大人まで楽しく観られる映画です。
灰原哀ちゃんの切ない気持ちを一緒にわかってくれる最後のコナンの表情にも胸があつくなります。
ドラえもん のび太と鉄人兵団
ちょっと古い映画ですが、子どもと一緒に見て大変感動した映画です。
宇宙のある星から地球に移住する(征服する?)ために鉄人兵団がやって来ることになり、その事前調査のためにリルルという女の子がのび太たちが住む街にやって来ます。
リルルの目的は、もちろん地球を支配するための調査だったのですが、のび太やドラえもんたちと交流するうちに、地球を支配することに疑問を持ち始め、最終的には自分の身を投げ打って、鉄人兵団の襲来を防ぎます。
リルルの姿が少しずつ消えていくところ、それを見るしずかちゃんの涙、そして、地球を守ってくれたリルルについて「リルルは天使さ!」とのび太が言うラストシーンは、涙なくして語れません。
ドラえもん映画は、家族そろって見てこそ価値があることを知らされた作品でした。
心が叫びたがっているんだ。
このお話は過去のトラウマから言葉を発することが怖くなってしまった主人公が、クラスメイトとのかかわりでトラウマを少しずつ克服し、自分の殻を破って心の声を出すというお話です。
トラウマを抱え人とかかわることを怖がり避けていた主人公が殻を破っていく姿は、見ている人に感動も勇気も与えるものだと思います。
主人公のトラウマはよくあるような感じだけど、同じようなトラウマを持っている人は多いと思います。
トラウマとまではいかずとも、自分の本当の気持ちなどを言うことは誰だって怖いと思います。
それでも変わりたいと思い、自分の殻を破って心から思うことを叫ぶ主人公に心動かされ、感動すること間違いなしだと思います。
思い出のマーニー
主人公は、幼い時に事故で両親を亡くしていて、里親のもとで仲良く暮らしていたが、あることをきっかけに、溝が出来てしまう。
夏休みの間だけ、里親の親戚の家にお世話になることに。
そこで、不思議な少女と出逢い仲良くなる。
実は、その少女は主人公の祖母だったのだ。
泣けるポイントは、マーニーが祖母の若かれし頃の姿で、自分のために現れてくれたことに気付くシーンが良かったです。
両親が亡なった後、1年くらいでしたが、祖母が面倒を見てくれていて、その時に祖母から聞かされていた話が、今回の不思議な出来事として主人公が体験する。
祖母のマーニーの優しく、せつない気持ちで、感動して泣けました。
のび太の結婚前夜
映画「のび太の結婚前夜」は、ドラえもんの映画で、のび太が大人になり、しずかちゃんと結婚するというあらすじの映画で、涙なしには見る事ができませんでした。
ドラえもんと共にタイムマシンにのり、将来に行って、結婚式の前夜に行き、しずかちゃんとのび太が結婚することをしりました。
結婚式に前夜のしずかちゃんの家のシーンがとても印象的で、感動して毎回観るたびに泣いてしまいます。
印象的なのは、しずかちゃんがのび太君と結婚することに少し不安を持ち始めていまい、お父さんに相談するシーンです。
しずかちゃんが小さい頃を思い出し、「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事のできる人だ。
それがいちばん人間にとって大事な事なんだ」といったシーンがとても感動的でした。
君の名は。
大ヒットした、君の名は。は、主題歌も有名ですし、とても不思議なところは見ていて何個かありますが、やっぱり、大ヒットしただけあって、とても興味深くいい作品でした。
絶対に感動すると言った映画は、君の名は。です。
泣ける、かつ、愛しい人への気持ちに改めて気づかせてくれる、そんな愛情たっぷりの映画でした。
これから先、また、アニメ映画を見るかは分かりませんが、数少ないわたしが見てきたアニメ映画の中で、最も感情が入っアニメ映画は間違いなく、君の名は。です。
主題歌や挿入歌も有名なので、合わせて見て聞いてほしいです。
STAND BY ME ドラえもん
ドラえもんがいる日常が当たり前ではない、大切な人との別れはいつくるかわからない、ということを実感させられる映画です。
何気ない日常を思い返したり、お互いのことを想ったりするシーンにドラえもんとのび太の愛を感じます。
また、のび太の強さがたくさん見られる映画でもあります。
ドラえもんに頼ってばかりだったのび太が自力でジャイアンとのけんかに立ち向かうシーンはとても感動的です。
しずかちゃんを助けに行くシーンでは、のび太の優しくて人思いな姿が魅力的に描かれています。
しずかちゃんのお父さんはのび太のことを「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる」と言うのですが、それがいちばん大切なことなのではないかと考えさせられます。
遥かなる時空の中で 舞一夜
乙女ゲーム原作の映画ですが、とにかく主人公の「あかね」に感情移入して泣けます。
原作自体は、主人公は男友達2人と異世界に招かれ、異世界の男性達を仲間にして、世界を救う物語ですが、映画では集まった男性達には理解できない、彼女の孤独と苦悩に焦点があてられます。
異世界での不安や、他の男性達のように戦えないもどかしさ、「あなたはいるだけで良い」と言われる無力感。
加えて、ようやく自分を理解してくれたと思った相手は記憶を失った死人で、敵として戦わなければいけないことになり、主人公に感情移入して、一緒に傷つきます。
気丈な主人公が、理解者と思った人の秘密を知らされた時の悲しみと慟哭は、本当に辛くて、何度見ても涙が溢れます。
最後まで、とても美しい作品なので、しんみりと物悲しい気持ちになる素晴らしい作品です。
帰ってきたドラえもん
私がお勧めしたい泣けるアニメ映画は、【帰ってきたドラえもん】です。
ドラえもんはかなり知名度の高い猫型ロボットだと思います。
そのいつも隣にいるのび太くんとドラえもんを見て、誰もが『のび太くんってドラえもんがいなかったら生きて行けないよね』と思ったと思います。
そんな方に是非見て頂きたい映画です。
ドラえもんがとある理由で未来に帰らなければ行けなくなりました。
不安なドラえもんに対して、のび太は強がりって安心してほしいが為に今まで負け続けてきたいじめっ子のジャイアンに喧嘩を挑むシーンがあります。
桜が散る夜の公園、電灯を頼りに一対一の喧嘩をします。
いつもと明らかに違うのび太に戸惑うジャイアン。
いくら投げ飛ばされても涙が出ても立ち上がり立ち向かう理由はただ一つ【ドラえもんに安心して未来に帰ってほしいから】その気持ちだけがのび太を動かしています。
遂にジャイアンは降参して家に帰りました。
のび太は初めて勝ったのです。
どらえもんは不安を残しつつも未来に帰りますが、最後に一つだけ道具を残しました。
それは嘘で言った事が本当になるという道具でした。
のび太はジャイアンとスネ夫にいじめられた復習をする為にその道具を使います。
『今日はいい天気だな』2人は雨でずぶ濡れになりました。
でも、嬉しくなんかありません。
『ドラえもんはもう帰ってこないんだから』ぼそっとつぶやきました。
家に帰ると部屋にはドラえもんが。
のび太は大泣きしながら『どらえもんが大好き。
ずっと一緒に暮らさない』最後のこのシーンは涙なしでは見た事が無いくらい感動する作品となっています。
それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ
「それいけ!アンパンマン」シリーズの中でも珍しく、「生と死」をテーマにしていて、子どもだけでなく、大人が観ても考えさせられる内容で泣ける映画だからです。
「アンパンマン=子ども向けの元気いっぱいの映画」をイメージしている人にとっては、アンパンマンらしくない映画です。
この映画は、アンパンマンが海に流れていた箱の中にいる人形を助けたところ、「いのちの星」が降ってきてその人形にいのちを宿します。
生きることが嬉しい余り、奔放に生きる人形を中心にしたストーリーを通して、いのちの尊さや、ひとは何のために生きるのかについて考えさせられます。
君の名は。
ストーリーは、性別も、住んでいる場所も、生きている時代さえも異なる高校生2人が、寝ている間に、時空を超えて入れ替わり、日々を過ごすうちに、互いを想い、歴史を変え、現代で再会を果たすという物語です。
私は、この映画を見ていると、ほとばしる高校生2人の熱量と、溢れんばかりの青春に圧倒されるとともに、自分の心の中の塵が一掃されるように思えるとともに、一瞬一瞬を生きる精一杯生きている2人の儚さに感動します。
また、私たちが生きる現実の世界の些細なことが、未来を変えること。
そして、今ある生活や、自分を取り巻く環境や周囲の人々との関り1つ1つが奇跡なんだと痛感させられ、自然と涙が溢れてしまいます。
日々の生活で、マンネリ化してしまっている様々なことを、もう一度見直すきっかけをもたらしてくれる、素晴らしい映画です。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
本作は昭和と平成をまたがる世代に生まれた野原ファミリーを描いているのですが、当時しんちゃん世代だった子供が大人になり、いつのまにかみさえ・ひろしの価値観に近くなってきていると思います。
ここで立ちはだかるのが平成をなつかしみ令和に生きるというアンチテーゼです。
泣けたポイントは昭和に思い出がたくさんあるひろしとみさえが過去の世界に囚われている時に、平成からきたしんちゃんが両親を現実に引き戻すところです。
このシーンを見たとき、まさに現代における我々の姿のような気がして、感動を覚え号泣しました。
planetarian~星の人~
プラネタリウムの案内役を務めていたアンドロイドの少女と主人公の青年の物語です。
戦争によって荒廃し、人が去り、星すらも見えなくなった世界の、お客の来ないプラネタリウムで星を愛し続けるアンドロイドの少女がとても儚くて泣けます。
深刻な資源不足で生きるのにも精いっぱい、自然の美しさや娯楽の楽しみを忘れてしまった主人公は、最初、星を見てほしいというアンドロイドに冷たくあたるのですが、少女との時間を過ごすうち、徐々に人間らしさを取り戻していき、最後には涙を見せるまでになります。
戦争や生活の苦しさがいかに人の心を貧しくしてしまうのか、美しいものがいかに人の心を豊かにするのか、を感じられ涙なしには見られない映画でした。
最終兵器彼女
本作はセカイ系の名作でストーリーは北海道に住む高校生シュウジと、最終兵器に改造されてしまったちせの恋愛物語です。
戦争に巻き込まれ、自然災害に遭遇し、かれらの親しい人たちが次々と亡くなっていきます。
そして、最後は地球が滅亡するという悲劇が待っているにも関わらず、2人はそれでも恋をしたい、この権利だけは奪わないでくれと切に願います。
本編全て泣けます。
が、1つ挙げるとすればラスト近く大地震が起きてシュウジの両親が瓦礫の下に埋まります。
シュウジは両親が無事だと確認した後、ちせが待ってるから彼女のもとに行くと両親に告げます。
それはシュウジがちせと最初に交わした約束、「もし世界が終わるときは、この場所に会いに来てほしいんだ」を果たすためです。
いろいろと遠回りしてきた2人ですが、ここにきて初めて本当に2人は1つになれたのです。
恋の終わりは無残と言うけれど、例え世界が終わっても2人ほど幸せなカップルはいないといえる名シーンで、感動して泣くこと請け合いです。
魔法少女まどかマギカ 叛逆の物語
2011年の最高のアニメ「魔法少女まどかマギカ」の完全新作ストーリーです。
この映画の泣けるポイントは、テレビ版を視聴してることが前提になります。
簡単に言うと、まどかを救いたいほむらは時間遡行を繰り返し何度もまどかを救おうとしますが、絶対に不可能だと悟ります。
そこでまどかが神(?概念まどかのこと)になることで、ほむらの無限ループの連鎖を断ち切ったことでテレビ版は終わりを告げました。
映画版はほむらが見滝原で再び魔女が現れた現象に立ち向かうストーリーですが、実はフェイクストーリーで、この世界をほむらが自作自演で構成しまどかがほむらを救出するのを待って罠にはめて、まどかを再び概念から人間に戻そうとしたというのが真相です。
さて泣けるシーンですが、オープニングのシーンが号泣ポイントです。
まどかが1人歩いています。
そこに親友さやかがまどかに声をかけ、先輩のマミが加わり、仲間の杏子とさやかがじゃれ合います。
そしてまどかがほむらに声をかけて2人がじゃれ合います。
でもそれらは幻でほむらは砂漠で1人涙するシーンですが、オープニングからネタバレで、テレビ版を視聴していた人はこれだけで泣いてしまいます。
もう一つ挙げるなら、眠ってるほむらをまどかが再び救出するため現れるシーンですが、ほむらがまどかを捕まえて自分は悪魔になっても構わないという情念は視聴者にとって心が揺さぶれてしまいます。
君の膵臓を食べたい
主人公の女子高生が病気の物語で、冒頭から死ぬことがわかるので涙が止まらなかったです。
明るく振る舞うさくらの様子と、人間に興味がなかった志賀の心の様子がうまく描かれていると思います。
どこが病気なのかと思えるくらい明るいさくらだけど、薬を飲んだり入院をしたりする様子に本当に病気なのだと思い知らされ、本当に死ぬの?
と聞かれたら明るく切ない顔で、死ぬよと答えるところが印象的でした。
ずっと明るいさくらだけど、入院中に見せた顔が本当は怖いんだと思って涙が止まりませんでした。
そして最後、最後のデートだとるんるんで出かけるさくらを襲った悲劇が本当に悲しかったです。
命の期限があってもその日まで生きられるとは限らないと、心に刻まれました。
ヒックとドラゴン
バイキングの頭の息子ヒックは、ヒョロヒョロで頼りないけど心優しい男の子です。
立派なバイキングになるためにがんばりますが、いつも空回りしてまわりに迷惑をかけてしまいます。
そんなある日、傷を負った見たこともないドラゴンと出会い、最初は警戒されて近づくこともできませんが少しずつ心を通わせていく様子やドラゴンのかわいい仕草に癒されます。
バイキングの天敵であるドラゴンが命をかけてヒックを守る姿や、父親や仲間たちに受け入れてもらえなくても一生懸命がんばるヒックの姿に勇気をもらえました。
ヒックとドラゴンの友情と絆に心打たれる映画です。
美女と野獣
このアニメが深い感動を与える理由は、他者への愛情による自己犠牲を厭わぬ姿勢だと感じます。
まず父を守るために自ら進んで野獣に囚われたベル、そして最も感動を与えるのが、これまで耐え難い孤独の中で暮らしてきた野獣に、初めて温かな愛情を与えてくれた唯一無二の存在であるベルが、父を助けるために自分のもとを離れることを許すシーンです。
ベルが帰って来なければ、再び永遠に孤独な生活に戻ってしまう…その自分自身の恐怖よりも、愛する人の心を大切に守りたい。
野獣の心の中の激しい闘いに、涙が止まりませんでした。
誰かを愛することによって強くなってゆく様は、多くの人に共感できることではないかと思います。
思い出のマーニー
マーニーとは誰なのかが分かった時、彼女の杏奈に対する揺るぎない愛情が溢れるように伝わってきて涙です。
複雑な思いを抱え人を寄せ付けない杏奈が、吸い込まれるようにマーニーに惹かれた理由が、より一層強くうなづけました。
マーニーも杏奈を本当に大事に思い大好きで、それはそういうことだったのかと驚きながら感動が押し寄せます。
マーニーと過ごした日々により、杏奈が本来の自分をなった取り戻したかのように素敵になった姿にも胸を打たれました。
寂しさや痛みを乗り越え、希望に満ちた未来へと向かうだろう杏奈の成長が素晴らしく、爽やかな気持ちになるラストです。
五等になりたい
足腰が弱い障害のある小学生の女の子が、徒競走で、いつもビリなのを悔しがっていました。
普通の小学校に通い、健常者の友だちに馬鹿にされたりました。
それでも、諦めずに何度も練習をして、五等以内に入るのを目標にがんばっていました。
運動会当日、徒競走で念願の五等になることができました。
応援に来ていた両親もとても喜んでいました。
周りの人たちに感謝をすることも大切で、目標を達成できるまで諦めずに努力をすることの大切さを感じました。
障害ではなく、苦手としていることだとしても、言い訳をせず叶えようとするひたむきな姿が大切だと気づかせてくれた映画です。
タッチ背番号のないエース
私が「タッチ背番号のないエース」が感動して絶対に泣ける映画と考える理由は、二重の悲しみがあるからです。
「タッチ」というのは大ヒット作品となった漫画、アニメ作品であり、この映画版でも途中までのストーリーは全く同じです。
つまり、幼馴染の浅倉南の「甲子園に連れて行って」という夢を叶えるために上杉という双子の兄弟の弟の方の和也が1年生ながら明青学園野球部のエースとなって、予選を勝ち上がって決勝戦に進出しますが、その決勝戦当日の朝にまさかの交通事故が起こるというストーリーです。
ここまでは漫画原作やアニメと同じであり、漫画やアニメでは明青学園はこのまま和也抜きで試合をして敗れるというストーリーです。
ところがこの映画版の方では、当時はまだボクシング部にいた兄の達也が弟和也の夢を引き継いで、和也のユニフォームを着て試合に出てしまうのです。
明青学園のほかの野球部員たちもやがて、和也として試合に出ているのが実は達也であったことに気づいていきます。
野球部員ではない人間が試合に出ている時点で没収試合であることに気づく明青学園ナインたちですが、それを分かったうえで「俺たちのエースのためにこの試合絶対勝ちましょう。」と言って試合を続行して、見事に相手の須見工業を破るというストーリーです。
和也の突然の交通事故の悲しみと、たとえ勝っても甲子園に行けないとわかったうえで試合をする明青学園ナインの悲しみという二重の悲しみにより、絶対に泣ける作品となっています。
映画クレヨンしんちゃん:モーレツオトナ帝国の逆襲
今作ではずっと現代の世界を昭和の古き良き時代にしようとたくらむジョンとヨーコにしんのすけら野原一家やかすかべ防衛隊が立ち向かいます。
おすすめポイントは
しんのすけが父ちゃんである野原ひろしに大人に戻ってもらうためにひろしの足の匂いでひろしは今までの人生の半分を回想します。
その回想シーンではひろしの青春
時代や東京に上京してきた時の若手時代やみさえとの出会い、野原家が徐々に完成されていく模様がBGMと台詞無しで描かれています。
そして冒頭の回想シーンと大人
に自分が掛け合わさった時にひろしは大人の姿に戻り泣きながら息子であるしんのすけを抱きしめて我に返ります。
そこが泣けるおすすめポイントです。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
幼い頃幼馴染6人で超平和バスターズというチームを作りました。
(めんま・じんたん・ゆきあつ・ぽっぽ・あなる・つるこ)
その中のめんまが亡くなってしまい、チームは解散してしまいみんなバラバラになり、その5年後、めんまが幽霊となりじんたんの元にきましたが、
めんまの姿はじんたんにしか見えませんでした。
「超平和バスターズのみんなでめんまの願い事を叶えてほしい」とのことでめんまの存在を信じられなかったぽっぽ以外の4人はどんどん
めんまがそこにいることを信じるようになります。
そうして、めんまのお願い事は「じんたんがもっと泣いたり笑ったりできるように」とのことでそれが叶い、成仏するという話です。
1人1人がめんまの死に対して責めていてそれを忘れるように生きていてそれでも忘れられなくて・・という葛藤しながら
めんまの為に超平和バスターズを復活させ、協力しあいながら本当にお願い事を探しててそれでやっとの思いでめんまの願い事を叶えることが出来て
嬉しいという反面消えてしまう寂しさや悲しさが観ている視聴者にも伝わってきてすごく切ない気持ちになりました。
めんまのお願い事を知るあたりから涙が止まんなくなる映画なのでぜひ、この映画をみて沢山泣いてほしいです。
君の膵臓をたべたい
あなたが、もし不治の病におかされていたら、残された人生をどのように生きようと思いますか?
膵臓の病気で余命いくばくもない桜良は、天真爛漫なクラスの人気者という仮面を被って暮らしています。
そして、そんな桜良の秘密をクラスで唯一知っているのが、主人公の「僕」です。
桜良に振り回されながらも平静さを装い続ける「僕」は、次第に彼女の心に触れていきます。
そして、お互いが自らの選択をとおして出会ったことを確認しあいます。
ところが、そんな幸せな二人の関係も、暴漢の凶行で呆気ない幕切れを迎えてしまうのです。
きっと、桜良は寿命が尽きる最後の最後の瞬間まで精一杯生きたかったと思います。
そして、「僕」も、そんな桜良を精一杯支え続けたかったのではないでしょうか。
そんな二人の気持ちを想うと、どうしても涙が滲んでしまうのです。
『さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち』
宿敵ガミラスとの1年余の攻防を終えて地球に帰還した宇宙戦艦ヤマトを待っていた束の間の平和と休息。
しかし、白色彗星帝国という次なる侵略の魔手が地球に伸びて来ました。
迫り来たる白色彗星帝国の軍団に地球は降伏するか否かの選択を余儀なくされて、降伏せずんば死という最後の時に至りました。
「感動して絶対に泣ける」のは白色帝国とのいつ果てるとも分からぬ激戦の中で宇宙戦艦ヤマトの乗組員が次々と散っていくところ。
そして白色帝国の大帝ズォーダは大破したヤマトを嘲弄しながら自らの力を誇示して正当性を嘯く傲慢さを見せつけます。
その時に、主人公の古代進は叫ぶのでした。
ここも「感動して絶対泣ける」ポイントです。
「宇宙の愛と全ての命の平等こそ宇宙の真理だ」。
生き残ったヤマト乗員たちは徹底抗戦を誓うのです。
古代は地球を救うために最後の手段として白色帝国の超巨大戦艦に特攻をかけます。
「宇宙の彼方で共に一筋の眩い閃光となって消えた」という、そのラストシーンも「感動して絶対に泣ける」こと必定です。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
アニメもあり、そちらと合わせて観ることをお勧めします!
突然事故死してしまった友人が突然現れて、成仏させるために、疎遠になっていた友人たちともまた関りを持ち始めていきます。
自分にしか見えない、亡くなった友人の存在、初めはその事を受け入れられない友人たち。
それぞれの思いが交錯する中で、少しずつ友人を成仏させるためにみんなの心が通い始めていきます。
その中で、それぞれが子どものころに抱えていたしがらみや、悩みが解決されていき友人たちとの仲が深まっていく姿が描かれていたり、大人になってから忘れていた人を思う気持ちや優しさなどを改めて感じることが出来て、感動できる作品です!
となりのトトロ
時代背景は私の両親の時代ですが、当時を知らずともまずはその美しい風景に心を打たれます。
人間が自然の力を尊重していることが感じられます。
それから最近の映画はアニメなのに人の心の暗い部分が多く、子供に見せるには疑問を持ってしまいがちですが、トトロには人の美しいところ、優しさばかりを感じるのです。
家族の大切さ、人と自然とのつながり、見えない何かを信じる心に改めて感動します。
大人になっても、妹のめいちゃんが姉のさつきちゃんを求めて泣く場面には、毎回目頭が熱くなります。
ワンピーススタンピード
原作者の尾田栄一郎氏が監修として制作に参加しており、原作のワンピースの物語の核心に迫る設定も盛り込まれており、ワンピースファンにはたまらない作品です。
しかし、ワンピースを知らない人にとっても本作の物語を楽しむことができ、ワンピースを知らなくても楽しめた、本作を見て原作のワンピースも読み始めたという声も多いです。
強大な敵に対峙した時でも、仲間を信じて一人一人ができることを試行錯誤し、どんな人にも役割があり、あきらめずに戦い抜けば希望が見えてくるということを教えてくれる映画で、一人一人が敵に立ち向かっていく姿は涙を誘います。
ライオンキング
ディズニー映画の中で最も好きな映画がライオンキングなのですが、幼少期の頃に見ていた時は可愛い動物たちが出てきて、楽しい映画だなくらいにしか感じなかったのですが、年を重ねるにつれ、とても考えさせらるシーンがあります。
それは、スカーが王座の位を獲得したいが為に、シンバを狭い崖のところに連れて行き、シンバを間接的に殺そうとするところを、父ムファサが電報を聞いて助けにやって来るシーンです。
ムファサは我が息子を必死に助けようとしますが最終的には牛たちの群れに踏まれてしまい、死んでしまう、そこでシンバが必死にムファサに「ねぇ、起きて。」と何度も話しかけるが、死んでしまったのを受け入れてムファサの腕の下に潜り込んで、子供ながらに親のぬくもりを最後に感じているシーンでいつも悲しい気持ちと、親子の愛や見えない絆に泣かされてしまいます。
ナイトメア・ビフォア・クリスマス
主人公のジャックが、クリスマスを自分のものにする夢に失敗して絶望するところ。
アイデアを求められる立場にある人には、共感する部分が多く、ジャックの暴走と失敗の末路に涙します。
ジャックは、ハロウィーンの王様です。
なので、ハロウィーンの住民であるジャックが、クリスマスを自分のものにするのは不可能です。
にもかかわらず、クリスマスに憧れて、自分勝手にクリスマスを手に入れようとします。
その結果、クリスマスを待つ人間たちに、おばけや怪物をプレゼントしてしまう。
そして人間たちに拒絶され、しまいには攻撃されます。
ジャックは、毎年同じことばかりのハロウィーンに、飽きていました。
ジャックは、ただ単に、より華やかなものに憧れただけです。
その末路が、周囲からの完全拒否。
より良いものを求める人間ならば、となりの畑が青く感じられることはしばしば。
一線を越えてしまうこともあるでしょう。
まさにその姿が、ジャックとして描かれます。
もちろんジャックが悪い点もあります。
しかし、良いものを求める純粋な心が、周囲の完全な拒絶にあってしまう。
この虚しさに、おもわず泣いてしまいます。
その後ジャックは、ハロウィーンの王様としての自分を認めて、ハッピーエンドを迎えます。
ただ「泣ける」だけでも終わらないのが、よい点です。
劇場版 フランダースの犬
劇場版は話をよくまとめてあると思います。
テレビアニメ版と違ってアロアが過去を思い出すような形になっていますので、アロア視点でネロのことを考えることもできます。
内容を知っていると、ただお花畑で遊んでいる場面でさえもうるっときてしまいます。
なにより一番泣ける理由は、ネロの心の美しさです。
ネロさえ生きていれば、世界はもっと平和になったんじゃないかと思えるほどです。
正直で素直でやさしくて一生懸命…どんなにつらい立場になっても、悲しんで泣いてしまうことがあっても、そこから落ち込んでしまわずに立ち返り、笑顔を絶やさずに進んでいきます。
どんなに追い詰められても、けっして間違った行いをしようとしません。
そんな彼の姿を見て、ああネロは私たちに美しい心を教えてくれる天使だったんだ…と思います。
ネロに手を差し伸べようとしなかった大人たちも、きっとネロの死によって心を入れ替えることができたでしょう。
音楽もとても良いです。
はじまりの曲も美しく、心をじんわりとさせます。
そしてエンディングのアロア視点の歌の歌詞が本当に泣けます。
とても美しく、いろんな人の人生にも当てはまる歌詞なのではと思います。
もう一度自分の心を見直すことができる、素晴らしいアニメだと思います。
心が叫びたがっているんだ。
町に1件だけあるお城のモチーフになっているラブホテル。
大人たちはそこがどういう場所かわかっているけれど小さな子供の主人公はそこがどんな場所化は知らない。
お城の形をしているからそこはこの町のお城で毎日舞踏会が開かれているとばかり思っていた。
ある日学校の帰りにお父さんがそこから車で出てくるところを見てしまう。
帰宅後お母さんにもちろん嬉しそうにお父さんはお城から出てきたんだよ!と報告。
それをきっかけにお父さんとお母さんは離婚。
その時お父さんから「おしゃべりさんだからこうなったんだよ」といわれてしまう。
それがショックでショックで。
それ以来言葉が口からでなくなっていました。
高校生になってもそれは同じでお話をしようとすると吐き気に襲われてしまう。
しかし、歌を歌えばお話ができることが分かりました。
同級生の男の子と一緒に文化祭で演劇の主役をやることになり、その男の子と一緒に文化祭に向けて一生懸命演劇をやり遂げようと頑張ります。
もちろんそれだけ多くの時間を共有していくと恋に落ちていく…男の子もそんな雰囲気を醸し出している。
でも恋愛なんてうまくいかない…
自分の青春時代にもこういうかなわない恋ってあったなあと思いながら見ていました。
最後に主人公が男の子に振られてしまうシーンがあるのですが泣きながら好きだと訴えるけどそれはかなわない…廃墟になったラブホテルでベッドの前で振られてしまうシーン。
なんとも言えない情景でした。
抱き合っていないのにそんな感じすら感じる描写にいろいろと重ねながら見てしまいました。
ふと気づいたら涙が流れていました。
恋愛ではうまくいかなかったけれど最後みんなで一緒に演劇を成功させてお話は終わります。
それがまた泣いてしまう。
今度は感動の涙です。
本当におすすめしたい泣けるアニメです。
聲の形
小学校の時はいじめる側といじめられる側だった二人が高校生に上がった時に再会して日々を過ごすようになるというお話です。
はじめはいじめていた側の少年は途中からいじめられる側になります。
その時いじめていた少女から助けの手が差し伸べられます。
でも少年にとっては嫌ですよね。
今までいじめていたのにそんな…みたいな感じでした。
高校生になった時に再会して本当に少女はかわいい女子高生になっていました。
誰もが好きになってしまうのではないかというくらい本当にかわいかったです。
でも耳が聞こえない、言葉をうまく発することが出来ないということで恋愛なんてできない、でも少年が好きになってしまうんですよね
本当にその姿がかわいくてかわいくて。
最後の方のシーンで自殺を図ろうとしてるところに少年が助けに来てくれるシーンがあります。
二人が小学校の頃はなかなか結ばれることはなかったけれどこうして時間の経過によって二人は結ばれる。
なんとも素敵なお話でした。
みんないろいろ悩んで生きているしそれを乗り越えてみんな生きている。
その生きる大切さというのを教えてくれた作品でした。
蛍火の杜へ
「蛍火の杜へ」は、44分ほどの中編作品ですが、しっかりと充実感のあるアニメ映画です。
主人公の竹川蛍は6歳の夏休みに祖父の家に遊びに行くのですが、妖怪が住むと言われている山神の森で迷子になってしまったところを、ギンという不思議な少年に助けられます。
ギンは妖怪でも人間でもない存在で、人に触れると消えてしまうという体質の少年です。
その後蛍は、毎年、毎日のようにギンに会いに森へ行き、二人の仲は深まっていきます。
蛍が高校生になったある日、二人は妖怪の夏祭りにデートに行きます。
そこでギンは、転びそうになった男の子が人間だとは気が付かずとっさに腕を掴んで助けてしまい、体が消えていってしまいます。
約10年もの間ずっと触れられなかった蛍とギンが、体が消える直前に抱擁を交わし、そのままギンの肉体が消え、蛍は残った衣服だけを抱き泣き崩れるシーンは涙無しでは見られません。
子供時代を思い出す夏休みの風景、決して触れられない二人の異質な恋模様、そして突然の別れは心に刺さるものがあります。
映画ドラえもん のび太の鉄人兵団
何度見ても絶対に泣けてしまいます。
地球を乗っ取るため、他の惑星から「鉄人兵団」を送り込むためのスパイロボットのリルルと、しずかちゃんの友情が涙なしには語れません。
ケガをしたリルルを助けてあげたしずかちゃん、その影響を受け人間を悪だと思い込めなくなったリルル。
そして最後にリルルが下した決断は、地球を救うため、自分の故郷をよりよいものにするため、過去に向かい自らも含む全てのロボットの歴史を作り替えます。
役目を終えたあと、「私たちはずっと友達よ」と握手を交わし、直後リルルが消えた瞬間のしずかちゃんの号泣シーンは、とても悲痛です。
また、しずかちゃんとリルルの行動を知らないまま、鉄人兵団たちと戦い続け、もうダメだという瞬間に全てのロボットが消え去ったという状況に置かれていたドラえもんやのび太くんたちに、しずかちゃんがリルルのことを告げに行くシーンは、余計な演出やセリフは一切ありません。
「え?リルルが?」というのび太くんのこの一言が、尚更リルルの消滅に余韻を持たせています。
すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
子供たちに大人気のキャラクターの映画ですが、感動の涙で癒されたいという大人にもおすすめです。
この映画には三段階の「泣き」があります。
大まかなストーリーは、すみっコぐらしの主役である「すみっコ」たちが絵本の世界で出会った迷子のひよこのおうちを探してあげるというものなのですが、それぞれにコンプレックスを抱え、決して強くもなく特別な力があるわけでもないすみっコたちが、ひよこのためにまんまるな体で健気に頑張る姿にまずこみ上げるものがあります。
そしてすみっコとひよこに十分な愛着がわき、頑張れ!
という気持ちが最高潮に高まったところで突きつけられる子供向け映画とは思えない残酷な事実とシビアな選択…。
それまでのほっこりした空気とのギャップと、可愛いすみっコたちのあまりにも悲しげな表情に、大人でも思わずと嗚咽が漏れてしまいます。
そして、あまりにもつらいクライマックスを乗り越えると、最後の最後で待っているすみっコたちの優しさが詰まった救いのある結末に、今度は「よかったねぇ~!!」と温かい涙で包まれること間違いなし。
ぜひ多くの人にこの三つの「泣き」を体感して欲しいです。
天気の子
この作品の泣けるところは、16歳の子供に、愛を選ぶのか世界を選ぶのか、という選択肢を与えているところです。
陽菜のことを救うためには、この日本という国を見捨てないといけない。
自分の気持ちに正直にわがままになって、陽菜を選ぶのか、それとも自分ではない大勢を助けるために陽菜を見捨て降り続ける雨を止めるのか。
この16歳というまだまだ若い少年に過酷な選択を与えるところに涙しました。
また、帆高が陽菜の正体に気付くシーンでも涙を流しました。
どうして、何故、一人の女の子が人柱としてこの世界の空を晴らすために命を絶たなければいけないのか。
そういった帆高の怒り、悲しみなどのあふれ出す感情のシーンでも必ず涙すること間違いなしです。
この世界の片隅に
戦時中の普通の人の普通の日常を描いています。
そのつつましくも和やかな暮らしの中で主人公のすずさんの家事をする毎日を観ている側も一緒に体験します。
しかし、それが戦争によって少しずつ壊されていく…それが悲しくてとても辛いです。
ただ全てが無くなったわけではなく、大切な家族や支えてくれる人がいるからまだまだ希望があり、未来がある、そう思わせてくれるラストです。
コトリンゴの主題歌とのん演じるすずさんの穏やかな声が世界観がすごくマッチしていて、エンドロールは涙なしには観れません。
ぼくの名前はズッキーニ
全編がストップモーションアニメで制作された映画ですが、一コマずつ細かく撮影したとは思えない人形の表情の豊かさが圧巻でした。
ただしこの作品が泣けると感じられるのは、優れたアニメの技術面よりもストーリーです。
育児放棄されたうえに、母の死によって孤児院に行くことになったイカール(通称:ズッキーニ)と、彼と同じように複雑な環境に置かれている子供たちの胸の苦しみや頑張る姿が丁寧に描かれていて、殆どのシーンで泣いてしまいました。
劇中では決して悲しさだけではなく、人の優しさもきちんと描かれていて、そのたびにホロリ(涙)。
66分という短い映画ですが、流れた涙の量は超大作並でした。
ミュウツーの逆襲
初代ポケモン赤・緑時代から登場した伝説のポケモン、ミュウツーが主役の作品です。
同じく初代御三家と呼ばれる、今では懐かしのポケモンたちが登場します。
本作は人間とポケモンとの信頼や友情が、大きな困難を越えていくという内容です。
どんなにボロボロになりながらも、人もポケモンも、相棒のために頑張る姿に感動をしました。
当時映画館の中で、泣いている人が多かったのを覚えています。
本来はお子様向けに作られた内容の映画ですが、大人が見ても十分楽しめ感動できる作品となっています。
STAND BY ME ドラえもん
未来からきたネコ型ロボットのドラえもんが何をやってもダメなのび太君を助けていく話。
原作の中から『さようならドラえもん』や『のび太の結婚前夜』もこの映画の中に入ってます。
『さようならドラえもん』ではのび太がこのままでは安心して未来に帰れないとジャイアント戦って
ドラえもんを安心させようと奮闘する話。
のび太が必死に戦ってる姿が泣けます。
『のび太の結婚前夜』はしずかちゃんが本当にのび太でいいのかとお父さんに尋ねたところ、
お父さんが彼なら安心できるといったところはとても感動しました。
オススメです。
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひ みつのコ
一見、お子様向けの内容ですが、私の知る限り大人でこれを見て泣かなかった人はいません。
泣ける映画だと聞いて見に行ったのですが、始まってからしばらくは、どこに泣く要素があるのかよくわかりませんでした。
むしろ眠くなるくらいだったのですが、後半にいくに従い、ひよことすみっこたちの心の繋がり、そして切ない別れが、40歳過ぎて色々汚れてしまった大人の心に、砂漠に慈雨が降り注ぐがごとく、じわじわと滲みこんできます。
映画館で背後に座っていた方は、終わってから「家で見てたら嗚咽漏らしてた」とお友達に話していました。
子供向けだと舐めてかかって見てはいけない強烈な映画です。
ぜひ、バスタオルかティッシュ一箱ご用意を。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
この映画を見るまで、正直私はアニメなんて全く見たことがなく敬遠していました。
メンマという女の子が亡くなってしまってからのお話です。
周りの仲間たちが色々な理由で疎遠になってしまっても、最後は一つに集まれて硬い絆を見せてくれます。
最後の名シーンはきっとアニメをけんえんしている方でも絶対泣けるだろうと自信があるくらいです。
そして感動して泣けるだけではなく映像も綺麗で見ていて飽きが来ないです。
周りのアニメを見たことがない友達の間でも話題になり、
カラオケに行った時もオープニング、エンディングは歌ってしまいます。
ミュウツーの逆襲
自分とは何か、なぜ生きているのか――子どもの時には気づかなかったのですが、裏に深いテーマがあります。
最初のアイツー達が消えるシーンも悲しくて涙が出るのですが、サトシが石化してポケモンたちの涙の力で元の姿に戻り、本物とコピーとして争っていたミュウとミュウツーが和解し去っていくシーンでは、「良かった」という安心した気持ちの涙が出ます。
子どもの時と大人の時、何も知らずに見た時とどういう背景があってつくられたものなのか、脚本家の首藤剛志さんがどういう意志をもって作ったのかを知った後で見るとで違った面白さ、気持ちがわいてきます。
メイドインアビス 深き魂の黎明
続き物なのでこの作品だけ見ても訳がわからないと思いますが、ぜひテレビシリーズから見るのをお勧めしたい良作です。
一応、テレビシリーズの総集編となる劇場版がこのタイトルの前に二作あります。
一見萌え系の柔らかい絵柄でゆるい作風なのかと思いきや、ストーリーはかなり心をえぐってきます。
なので心のダメージは少なからず覚悟しての視聴になるかと思いますが、その分自分の価値観が根底から揺らぐような深い感動が味わえます。
ちなみに年齢制限がある作品なので、小さなお子様と一緒に視聴することは全くお勧めできません。
トラウマになること必至です。
この世界の片隅に
昭和18年から20年にかけて日本は世界対戦にもう負けてきて居るのに人々は政府からまだ勝っていると洗脳され、毎日の食事さえ我慢とあるもので工夫しながら生活しているシーン見るとやはり侘しいなぁって思ってしまいます。
そして主人公、広島県呉市に居て良かったと思います。
もし広島市に帰っていたら被爆者になっていたし、原爆投下のシーンははらはらしながら見てました。
そして主人公が「帰りたい、帰りたい」ってやっと帰れた広島市は焼け野原だったけどやっと帰れて良かったなぁって思ってます。
そして呉市に帰る時広島駅で出会った、両親亡くした女の子と出会い自分の子供として育てて行くシーンは本当に良かったです。
プロメア
ただ単に涙を流してスッキリしたい、というよりは感動して、元気ももらいたいなんてときにぴったりなのではないでしょうか。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまいますが、主要キャラクターたちの感情の機微や困難に立ち向かっている姿はとても共感できます。
また、声を有名な俳優さんが担当していますし、絵や色彩がスタイリッシュですのでふだんアニメはあまり見ない、詳しくないという方でも楽しみやすいと思います。
前述しましたがとても熱い作品ですので、しっとり鑑賞するというよりも声に出して応援したくなるようなシーンも多いです。
おひとりではもちろん、パートナーや友人、家族と見ても楽しめると思います。
ONEPIECE
本作品が感動して絶対泣けると思う理由は、名言が多いことです。
海賊や冒険に関するアニメや映画は多く存在しますが、これほど名言の多いシリーズは類を見ないと思います。
またこの名言は子供だけでなく、大人にとっても人生で本当に大切なものは何かを思い出させてくれる名言ばかりで、幅広い年齢層に好まれる作品となっています。
特に私が感動した名言はビビ王女が麦わらの海賊達に向かって叫んだ「いつかまた会えたら!!もう一度仲間と呼んでくれますか!!!?」という言葉です。
自身がすべきこを実行するためには、大切な人の傍にいられないことも、望むことばかりをしていてはならないこともあります。
ですが、それぞれが自身のすべきことのために決断するシーンには涙が止まりませんでした。
火垂るの墓
全編、号泣が止まりません。
このアニメを観て、涙を流さない人はいないと思います。
戦争とはどんなに悲惨でむごい世の中なのかを、これでもかというほど思い知らされます。
父も母も亡くなり、幼い兄弟二人で生きていくしかありませんでした。
食べるものに困って、妹の節子が栄養失調になり衰弱していくところやドロップの替わりにボタンを舐めていたシーンは、脳裏に焼き付いて離れません。
幼い妹も亡くなり、荼毘に付さなければならなかったシーンは、あまりにも切なすぎます。
これが戦争の現実だということを、二人の兄弟を通して、自分と重ね合わせながら、幼い二人の懸命に生きる姿に感動します。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは人々の代わりに手紙を書く女の子のお話で、この少女(ヴァイオレット・エヴァーガーデン)には大切な人を亡くした過去があり、その大切な人が彼女に残した『愛してる』という言葉の意味を探そうと奮闘します。
各ストーリー毎に依頼人が変わり、想いを寄せる相手、大切な家族、もう会うことが出来ない友人の家族などに想いを伝えるために手紙の代行を彼女に頼むのですが、それぞれの過去や想いがとても切なく観ているこちらまで胸が苦しくなります。
また、他人の心がわからないと悩んでいたヴァイオレットが人々の想いに触れるたびに成長していく姿にもとても感動させられます。
おもひでぽろぽろ
人が死なずに泣けるアニメ映画としてこの作品をおすすめします。
ぽろぽろ涙を流して泣くわけでなく、じんわりと涙が一筋流れるような泣ける映画です。
舞台は1982年の夏。
主人公はタエ子という27歳の女性です。
生まれも育ちも東京のタエ子が、滞在した山形で小5の頃の自分に出会います。
キャッチコピーは「私はワタシと旅に出る」。
1982年現在と1966年の回想を交互に見せながら、
次第にタエ子の心に変化が現れる演出が素晴らしいです。
人は誰しも子供のころの自分を懐かしく思うときがあります。
過去の自分を振り返りながら成長していく様は、性別をこえて共感できます。
この映画の公開は1991年。
もう30年近く前になります。
主人公のタエ子はちょうど私の親世代。
親が「ひょっこりひょうたん島」などのワードに反応するのを
横で面白く見ていたのを思い出します。
おばあちゃんの思い出
ゴミ置場に捨ててあったクマのぬいぐるみをのび太が拾い上げて家に持ち帰り、おばあちゃんが作ってくれたクマのぬいぐるみで、おばあちゃんの思い出が蘇ってくるというストーリーです。
おばあちゃんっ子だったのび太が、蘇ってきたおばあちゃんへの思い出に打ち勝てるはずもなく、おばあちゃんにあっても、タイムマシンで会いにきた未来ののび太だとは信じてくれないというドラえもんを説き伏せおばあちゃんに会いに行きます。
小学生に成長したのび太が昔のワガママな自分の姿を見て後悔する姿や、おばあちゃんに自分が未来からきた小学生ののび太ですと、ランドセルを背負って告白する姿が涙を誘います。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形
この作品はテレビシリーズを観ていた人も観ていなかった人でも泣きます。
ヴァイオレットの人を思いやる心の成長、相手の心を汲み取って手紙を書く技術、そして少佐への純粋な愛が溢れています。
今回は新しい登場人物としてある姉妹のお話が描かれています。
大人たちの策略から違う人生を歩むことになった2人の女の子は絶望していましたが、姉がヴァイオレットとの運命的な出会いを果たしそこから彼女の人生は変わり始めます。
かつてただの人形の様であったヴァイオレットとはまた別の種類ですが、この姉が良い方向に変化していく様子をみていくのはとても感慨深いものがあります。
劇中で時が流れ、この2人の姉妹を取り巻く環境も変化していきますがそこに変わらずある愛が2人を繋ぎ止めていることに純粋に感動しました。
この映画はお話だけでなく歌にも注目して欲しいです。
歌詞、そしてタイトルによく注意してみてください。
この歌が示す意味に気づいた時に涙が止まらなくなります。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形
テレビ放映されていたアニメ本編から言えることですが、映像の圧倒的な美しさ、音楽の美しさにひっぱられてどんどんと世界観に没入することができます。
その中で丁寧に描かれる心と心を紡ぐやり取りにとても心が打たれます。
自分の身の回りの日常生活でいつの間にか擦り切れていた心や、荒んでしまっていた部分に
主人公の純粋さや主人公を取り巻く人たちの優しさがダイレクトに訴えかけてきて、
人の気持ちのあたたかさを改めて思い出すことができます。
大人になればなるほどこの世界の優しさに胸をうたれて泣かずにはいられないのではないかと思います。
劇場版NARUTO-ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
子供向けかと思って観たら、映画のラストには号泣していました。
わがままなお姫様の本当の気持ちや抱えているものをナルトの真っ直ぐさで希望を取り戻していくのですが、そこにたどり着くまでに姫を守るために親しい人や肉親の死がありますので、本当に見ていて辛い気持ちになりました。
しかし、戦いが終わった後に映し出されたお姫様の父との思い出、ラストのシーンで敵に殺されてしまった従者と父が優しい笑顔で女王となったお姫様を見上げているシーンは本当に泣けます。
YUKIさんが歌う主題歌も最後に流れるのですが優しい曲調となっていて、感情が一気に溢れてきてまた泣けてきます。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ オトナ帝国の逆襲
昭和の懐かしい雰囲気や商店街などの状態などが再現されていて昭和生まれの自分にとっては
すごいノスタルジーがあり、思わず泣けてしまう場面です。
今と比較するといい時代だったかどうかはありますが、
当時は希望にあふれていたのかなという雰囲気がなんともいえない気持ちにさせられます。
基本的なストーリーはオトナ帝国を作ろうとするケンとしんのすけの戦いですが、ラストでは、幼児であるしんのすけがぼろぼろに
なりながらも必死にケンに立ち向かい家族であるひろし、みさえ、ひまわり、しろと一緒にいたいというセリフを話すところは号泣します。
大人と子供が泣ける映画だと思います。
残響のテロル
渡辺 信一郎が監督した『残響のテロル』(2014年放送)は、人体実験の子供たちの世界への訴えや、破滅へ向かいながらも必死にある限りの命を燃やす姿を描いた物語。
人体実験の会場から逃げ出した二人の少年と逃げ遅れてしまった一人の少女が、その後どのように出会いどのように最後を迎えるのか、その凄惨で悲劇的なシナリオを前にしたら最後、泣かずにはいられないと思います。
もう一人普通の女子高生が登場しますが、少年たちと女子高生との出会いや彼らの何気ない平和な日常が描かれていきます。
女子高生は日常的にいじめられていたところ、少年たちに救われるのです。
そんな彼らの絆、友情がはかなくも散っていく。
現代に生きる人に訴えかける、社会派アニメーションです。
劇場版はいからさんが通る 前編・後編
少女漫画のラブコメ部門を代表するような作品の待望のアニメ映画化です。
ストーリーは簡略化されていて、多少の変更点も見受けられましたがほぼ原作に忠実な内容で、戦争に翻弄された若人の苦しみがしっかりと描かれていました。
まずは、いいなずけの戦死を受け入れられずも、彼の存在を信じて生きていく主人公・紅緒の逞しさに涙がこぼれます。
幼い頃に読んだ原作では、感動とコメディシーンの印象が強かったのですが、いくつか恋愛を経験した後で観た劇場版では、別れのつらさに心から共感しました。
紅緒が再会できたいいなづけの忍から身を引くことを決めたシーンでは、自分でも驚くほど泣いてしまって、映画館で大変な思いをしました(苦笑)。
少女漫画ではありますが、恋愛の酸いも甘いも知る大人こそが泣ける作品だと思います。
リメンバー・ミー
その美声で、ひいおばあちゃんに向けてギターを弾き語るシーンがとても泣けます。
ひいおばあちゃんは、幼いころにお父さんと離れ離れになってしまいました。
しかし、お父さんがよく歌って聞かせてくれた曲は、ずっと彼女の心の中に大切にしまわれていました。
主人公は、あることがきっかけで死者の世界に迷い込んでしまいます。
その世界で、ひいおばあちゃんのお父さん、自分のひいひいおじいちゃんに当たる人物に出会います。
死者の世界で彼の歌だと教えられた歌を、体調の悪いひいおばあちゃんに歌ってあげると、歌を思い出したひいおばあちゃんも一緒に歌いだします。
このシーンは感動的で、自然と涙がこぼれてしまいます。
火垂るの墓
この映画は終戦前後の中で親を亡くし飢えに苦しみながら生活して行った兄弟達の話ですけど。
やはり侘しくて行く宛もないまま過ごしたわけだけど、その中で兄弟の絆と助け合いながらそれなりに楽しく過ごして行った姿見ると何故か泣けて来ました。
印象的なシーンはやっと泊まれる家につき寝る前ホタルいっぱい捕まえてかやのなかで放して楽しんでいる姿と後行く宛も無くなり、洞穴の中で、妹がキャラメル缶の中におはじきいれてそれをなめてるシーン、極めつきは妹が餓死で亡くなったシーンは今思い出しても泣けて来ます。
私達今戦争もなく過ごしてますけど。
二度と戦争したらいけないと考えてしまう映画です。
君の膵臓をたべたい
余命いくばくもない、和なかなか人に心を開こうとしない女子高生の桜良が自分の秘密を知ってしまった僕と心の交流を交わすうちに自分自身の人生をどう生きるか考えるところが非常にほほえましかった。
しかしながらせっかく自分自身の人生を全うしようとしたときに、不慮の事故に巻き込まれてしまい全うできなかったところが非常に悲しいところ。
ハッピーエンドで終わってくれても良かったのだがこの悲しい話には涙が出てしまった。
40代男性としてこのような作品を見るとは思わなかったが娘たちに勧められてみて良かったと思います。
年代を問わずお勧めしたい作品でした。
風の谷のナウシカ
子供の頃はただただ崩壊した世界が怖かったり虫が恐ろしい映画だったけれど、大人になってみるとナウシカの谷の人を思う気持ち、腐海や王蟲達の存在意義を考え共存していこうとする様子、争いを避け人々を守ろうと必死に行動姿に胸打たれる作品です。
特にクライマックスで少女が「姫姉さま死んじゃった…」というシーンでは涙をこらえることが出来ずに、何度見ても泣いてしまいます。
その後王蟲によって蘇り歩く姿はBGMの効果もあって神々しくすごく感動するシーンです。
何度も見てストーリーも把握していても、にナウシカの諦めない姿には絶対感動させられると思います。
リメンバー・ミー
ディズニーだもの、家族向けの感動アニメではあるだろうと思って映画館に赴いた作品なのですが。
観終わると、父に会いたくなってきた…と涙ながら考えさせられた映画でした。
メキシコの死者の祭りのおどろおどろしさと鮮やかさがMIXされた映像美と、死者を想う、家族を想うこのイベントは大変興味深かったです。
何より心を動かされる歌たち!
本当に美しく素晴らしいです。
主人公のミゲル君のひたむきさと意地らしさ、ママ・ココの存在には胸と目頭が熱くなり、ついにはあふれてしまいました。
実際、観賞後は親子でもデートでも、独りで観にいくのもいいですよ!と周りに勧めていました。
映画館では吹替えで観ましたが、DVDリリース後には字幕でも味わせて貰いました。
聲の形
週刊少年マガジンで連載していた同名漫画を原作にした京都アニメーションの長編映画です。
聴覚障害を持つ女の子と、いじめっこであり、いじめられっ子であった男の子との心の交流を描いており、男の子の視点で物語が語られます。
人間だれしも幼いころに過ちをおかしてしまったことがあるかと思います。
中には誰かを傷つけてしまった人もいるのではないでしょうか。
被害者の方の痛みには遠く及ばないのですが、加害者側も傷つき、ふさぎ込んでしまいます。
それに対する「許し」を言葉の壁を越えて(「聲」で)もらった時、救いをもらったような安堵にもにた感動をもらいました。
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
「この世界の片隅に」に新たなエピソードを加えた今作は、鈴さんとリンさんとのやりとりに焦点が当てられています。
鈴さんとリンさん。
2人の不思議な関係性は、子供時代に鈴さんの親戚の家で座敷童子のように隠れて暮らしていたリンさんと出会うことからはじまります。
遊郭へ迷い込んだ鈴さんと、そこで働くリンさん。
2人は子供時代に出会っているなど思いもせずに、仲良くなります。
後に周作さんとの三角関係に発展するのですが、リンさんにとってはお仕事ですのでさらっとしていました。
最後まで感情を表に出さずに、壮絶な人生を歩んでいったリンさんに感動します。
劇場版 暗殺教室 365日の時間
テレビシリーズの暗殺教室が最終回を迎えた後に公開されたこの映画は総集編、それに加えて数年後の3年E組の未来が描かれています。
主に渚と業がメインでこんなことあったねと語り合うシーンが多いですが、一つ一つ見ていくにつれて今まで暗殺教室という作品を応援していた側としては微笑ましくなります。
やはりこの暗殺教室という作品で1番のクライマックスといえるのはE組生徒たちが殺せんせーを「殺す」とき。
そこで殺せんせーは最後に愛する生徒たちの出欠をとります。
ただ名前を呼ぶだけ、呼ばれるだけなのに殺せんせーがどれ程彼らを愛し、また愛されていたのかが滲み出ています。
このシーンを涙無しに見ることはできません!
そしてこの映画の見どころの1つでもあるみんなの未来。
落ちこぼれだった生徒たちがしっかり前を向き、殺せんせーと学んだ1年をよく生かしているのを見てそこにもまた感慨深いものがあります。
暗殺教室を知らない方でも楽しめる作品になっていますが、テレビシリーズや原作を読んでから見るとより一層殺せんせーとE組の絆を理解でき、純粋に涙が出てくる良い作品になっています。
劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
アニメ版初代ポケモンの初作品なのですが、今でこそ強い絆で結ばれているサトシとピカチュウが、最初の頃は喧嘩も多かったのが本作品を通じ相棒として信頼し合っているのが伝わってくる作品です。
特に、クローン体となったポケモン同士がボロボロの身体を奮って戦っているシーンは涙が溢れて止まらなくなること間違いなしです。
また、サトシが自分のピカチュウを抱き締め、クローンピカチュウから守り、更にそのクローン体すらも己の身体で包み、“もう戦わないでくれ”と涙ながらに語るシーンは声優の松本梨香さんの名演技も合わさり、子供も大人も問わず涙を流す事が出来る作品です。
この作品はリメイク版となるものもありますが、あえてセル画の方を勧める理由としては、昔この作品を見た人が、もう一度見て自身の変化と向き合って欲しいという思いがある為です。
クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
私は映画館でこの映画を初めて見たとき、思わず泣いてしまったことを覚えています。
クレヨンしんちゃんの映画シリーズは泣ける作品が多いのですが、私がこの作品を選んだ理由は、この作品では親目線の家族愛が描かれていて所々のシーンに共感、または誰しも親との関係で思い当たるような感情がキャラクター達を通して描かれているためです。
母親への罪悪感から悪夢に囚われてしまったヒロインのサキと、他の人を犠牲にしてでも娘のためを思った信念に取り憑かれているその父親の親子関係と、野原一家の特にみさえとしんのすけの親子関係が良い対比になっています。
様々な親子関係がありますが、嫌われてでも子どもを思う親の気持ちを代弁しているキャラクター達に自身の親の本音を聞いたように思え、「親の心ってこんな感じなのかもしれない」と考えられる作品なのです。
私はクライマックスのみさえのセリフが決め手で涙が出ました。
誰が見てもきっと、じんと心にくるものがある作品だと思います。
海獣の子供
命がある全生物について、考え方や視点を変えて表現したストーリーです。
登場人物は主に人間と海での生物になります。
主人公(ルカ)は人間なのですが、後に登場する2人兄弟の男の子(ウミとソラ)は海中でジュゴンに育てられた人間という、少し現実離れした内容です。
その兄弟は皮膚呼吸と肺呼吸の、普通の人間には無い呼吸の仕組みになっています。
そのため海中に潜るシーンが多いのですがその際の、色の使い方や人物、海の生き物の書き方の表現の仕方がスッと体に入って来るように鮮やかで
キラキラと鮮明でリアリティでとても感動しました。
特に生命が誕生するシーン、命が絶ってしまうシーン、雨のシーンがいままでの映画では見受けないような表現の仕方でした。
絵には詳しくない私ですが、絵画の展示会に来ているような気分になりました。
悲しくて泣ける、というよりは表現力が豊で感動するという意味で泣ける映画でした。
火垂るの墓
たったの14歳と4歳の兄妹が戦争中に必死で生き延びようとしながらも、だんだんと生活が追い詰められていく様子が悲惨すぎて泣けてきます。
終盤に妹が栄養失調のまま亡くなり、兄が棺代わりの行李(こうり)に妹を入れ、自分でおこした火で火葬する場面は、兄の孤独感といい、たった14歳という健気さといい、感情移入してしまうし助けたいのに何もできない悔しさで泣けてきます。
極めつけは、妹の遺骨と元気だったころの妹が回想されるシーンで、かわいそうとしか言いようがないです。
そして、それが戦争という状況でなるべくしてなった救いようのない運命というのも、観ている者に残酷さと虚無感を与えます。
となりのトトロ
母親になった今、久しぶりに子供達と観ました。
お母さんが入院して寂しいはずなのに、しっかりと母親代わりを務めるサツキの優しさと、お母さんになかなか会えず寂しさを抱えるメイの気持ちが母親の目線に立つと愛おしく思いました。
サツキとメイの本当のお婆ちゃんのように接するカンタのお婆ちゃんにも温かさを感じ、胸があたたかい気持ちになりました。
家族の大切さや、周りの人に支えられていることを改めて考えさせられる作品です。
まっくろくろすけやトトロなどのキャラクターの可愛さにも癒されました。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲
私は「クレヨンしんちゃん」の映画で感動することなんて無いだろうと先入観を抱きながらこの映画を見てみました。
するとびっくりしました。
いつもは「ブリブリーブリブリー」なんて言っている野原しんのすけがとっても勇敢でカッコいいのです。
「20世紀博」というものにすっかり心酔してしまった大人たちを救うため、野原しんのすけをはじめとする「マサオくん・ネネちゃん・
カザマくん・ボーちゃん」のいつものメンバーが奮闘するのです。
野原しんのすけらしいなあと思ったのが、野原家の家族のきずなを表すものが「野原ひろしの靴下の臭い」という点です。
とにかくとても感動する良い作品だと私は思いました。
君の名は。
ヒロインと夢の中で体が入れ替わる現象が度々起こる主人公は、そのヒロインと会うことを決めましたが、その中である真実を知り、会うことができないことを知ります。
しかし体が入れ替わる現象によって、ヒロインを救い、夢の中で最後に出会う約束を果たせたというシーン、そしてヒロインを無事救ったことで現実でも会えたというシーンを見て、自分の大切な人のために様々な困難を乗り越え、その努力が叶ったと感じ、非常に感動しました。
大切な人のために頑張る主人公と、その主人公が導いたラストシーンは非常に感動できるものであると私は思います。
東京ゴッドファーザーズ
これは、3人のホームレスに訪れる、クリスマスの奇跡の話です。
主人公の3人は、家族も金も失ったホームレスですが、街で楽しく暮らしていました。
そんなある日、ゴミ捨て場で赤ちゃんを拾います。
赤ちゃんと一緒に置かれていた手掛かりをもとに、3人は赤ちゃんの親を探しに行くことになるのですが、その先々で様々な事件にも巻き込まれていくのです。
そのなかで織りなされる、3人の過去とも関わるヒューマンドラマが、泣けるポイントです。
主役がホームレス、見ず知らずの赤ちゃんの親探し、という題材だけで、感動するような話にも見えます。
しかし、その期待を少し裏切る、あまりにも人間臭い話は魅力です。
今まで生きてきた中で、この3人のホームレスは、自分の意志でもそうでなくとも、たくさんのものを失ってきていました。
それを易々と取り返すことはできません。
けれど目の前の、小さな赤ちゃんだけは守ろうと、必死に頑張るのです。
この話では、いわゆるご都合主義は起こりません。
日常生活である、「ちょっとこれは、奇跡かも」というくらいのミラクルしか起こりません。
だからこそ、私たちも明日を生きる勇気を貰えます。
コミカルで少し切ない、この映画のストーリーは、成長していろいろなものを失ってしまった大人にこそ、見てもらいたいです。
そしてラストシーンでは、映画の中ではまだ誰も気づかない奇跡が、また起こります。
ホームレスの3人に訪れるクリスマスの奇跡に、あなたも涙を流すでしょう。
映画ドラえもん「おばあちゃんの思い出」
のび太の今はもう亡くなってしまったおばあちゃんの優しさが、胸にしみるお話だからです。
ドラえもんと一緒に生きていたころのおばあちゃんを見に行くことにしたのび太。
幼いころの自分がおばあちゃんに対し我儘ばかり言っていることに対し、自責の念にかられてしまいます。
自分が未来から来た小学生ののび太であることはおばあちゃんには内緒という約束でしたが、おばあちゃんの「のびちゃんが小学生になるまでは生きていたい。
ランドセルをしょっている姿をみたい。」(のび太の小学校入学前におばあちゃんはなくなってしまいます。)という願いをかなえるべく、のび太は自分が未来から来たことを打ち明けます。
普通だったたら信じられない話でしょうが、おばあちゃんは信じて受け入れてくれます。
「だれがのびちゃんのいうことを、うたがうものですか」と、おばあちゃんの深い愛を感じることができ、胸を打ちます。
今はもう会うことができないおばあちゃんにのび太が号泣してすがりつく場面は見ているこちらも思わず感情移入してしまいます。
我儘をいう幼いころののび太であろうが、未来から突然やってきたのび太であろうが、いつも大きな愛で受け止めてくれるおばあちゃんの姿に感動し、涙が流れます。
また、もう会えない自分の大切な人への思いをはせることができ、感動で泣けてしまいます。
君の名は。
三葉と瀧の時を遡る奇跡的な巡り合わせが全体を巻き込みながら展開していくのが圧巻です。
二人がちゃんと会えるのは本当に最後の方なのですが、それまではお互いに体が入れ替わり、ある意味文通のような純愛で……やっと一瞬だけ会えたのが夕方、昼でも夜でもない、世界の輪郭がぼやけて、人ならざる者に出逢うかもしれない時間 “片割れ時”。
その刹那の時間に三葉と瀧が二人向かい合って話してる光景が美しく、そして胸に焼きつく場面でした。
最後は糸守町の人々は無事に助かり、三葉と瀧も元の時系列の日常に戻り、徐々にお互いのことを忘れていくのですが、また大人になってから街ですれ違う場面はブワッと涙が出そうになりました。
二人にまた何かが始まりそうな予感を匂わせて終わるのは上手いと思いました!
嵐を呼ぶモーレツ大人帝国の逆襲
この映画は、子供が見ても大人が見ても、誰でも絶対に泣ける映画だと思います。
子供は、しんのすけが両親を取り戻すために一生懸命頑張る姿に泣けてくるだろうし、大人は昭和のノスタルジックな雰囲気、ひろしの回想シーンで泣けてくる。
誰でも泣ける映画だけど、どの年齢で見るかによって、どのシーンで泣けるかが違ってくる。
それがこの映画の面白いところであると思います。
普段は日常の話がほとんどでギャグ要素が多いクレヨンしんちゃんですが、そんな日常が大切で幸せなんだ!
ということを改めて感じさせてくれます。
やはり親子の絆は素晴らしいものであると再確認させられる、素晴らしい映画です。
ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
ポケモンと人間が共存する世界を描いているといってもいい作品。
ポケモンをバトルの為だけに使用してきた人間はやがて強いだけのポケモンが欲しくなり、作り出す。
そこにポケモンの意思は関係なく。
いかに人間が愚かでエゴの塊なのかを、ポケモンを通じて教えてくれるお話。
ピカチュウ同士のやりとりで涙が溢れない人はいないでしょう。
1度でも人間と、人外というタッグを見たことがある人ならば、刺さるものがあるのではないでしょうか。
エンディングの曲もとても素敵。
子供の時に1度みていてよかった。
大人になって二重に楽しめるから。
おおかみこどもの雨と雪
主人公の女性はおおかみおとこと恋に落ちて二人の子ども、雪と雨を出産します。
都会の片隅でつつましく暮らしていたのに、ある日おおかみおとこは突然すぎる悲劇を迎えてしまいます。
人間とおおかみの両方の血をひいている兄弟のことはひた隠しにしなくてはならなかったため、母子三人で田舎に引越します。
田舎の生活のなかで、普通の人間の子どもとはひと味もふた味も違うおおかみ子どもたちと母の絆は深まっていきます。
しかし、子ども達も成長し、それぞれの道を歩んでいく時がやってきます。
子ども達が自ら選んだ生き方を受け止め、別れていく家族に、ぐっときます。
Disney’s クリスマス・キャロル
主人公は、お金の亡者で、それ以外を信頼できずに孤独に生きる老人スクルージ。
それはまるで、自分の未来、人生自体に背を向けて投げやりに生きているようにも感じます。
この時点でとても切なくなります。
ところが、あるクリスマス・イブの夜に、寂しくお金を数えるだけのスクルージの人生を逆転させるような不思議な出来事が起こります。
過去・現在・未来とそれぞれ3人の亡霊が現れ、スクルージ自身の過去・現在・未来を見せつけるのです。
そして、思い出したくない過去、目を伏せたい現在の自分の姿、このまま毎日を送っていたら未来にはどんな悲しいことが起こるかを理解していきます。
自分にとって本当に大切なことは何なのか、本当の幸せはなんであるかに気付いたスクルージは、街の嫌われ者から別人のように生まれ変わります。
顔のシワが一層に怖い嫌われ者を仕立て上げていましたが、生まれ変わったスクルージのその顔のシワは、スクルージの中に眠っていた愛情をグッと引き立てているように感じます。
街の優しいおじいちゃんです。
終わる頃には号泣してしまいました。
私は、スクルージは本当はとても心がナイーブな人なのではないかと思います。
誰でもあると思いますが、深く傷付いたり、諦めたりして自分の殻に閉じこもってしまったのだと思います。
そんなスクルージが人生の終盤に差し掛かり、目を輝かせて生まれ変わる姿は非常に胸を打ち、深く考えさせられる作品です。
時々また、迫力のある映像と共に、機微な表情に心震えながらスクルージと共に時空の旅に出かけたくなります。
劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
映画版はアニメ放送版の総集編に近いものでしたが、放送版の1年後ということでストーリーが展開していきます。
幼い日に仲間で遊んでいましたが遊んでいた時にヒロインが崖から落ちて死んでしまったが、主人公が大きくなった際にヒロインが幽霊として且、成長した姿で主人公の前に現れます。
当時の仲間はヒロインが死んだことがきっかけでバラバラとなってしまいましたが、ヒロインを成仏するにはみんなの協力が必要だったのでそれぞれのわだかまりを解き、ヒロインの成仏へと導きます。
映画版は上記で述べた通り、少し大人になって雰囲気が変わった主人公たちをみることができますが、総集編に近いものでしたので実際泣けたシーンは、主人公にしか見えなかったが主人公にも最終的には見えなくなります。
ヒロインが成仏する直前に仲間への思いを手紙に書いていたため、その手紙を仲間のみんなで見つけ読んだ後にみんなでかくれんぼ風に「みーつけた」と消えたヒロインを見つけてあげたことで成仏する瞬間で視聴者の涙腺が崩壊します。
是非アニメ放送版も含め見ていただきたい作品です。
魔女の宅急便
主人公の魔女キキが困難を乗り越え成長する姿に、初めて会社で働いていた頃の自分を重ねて胸が熱くなります。
私は高校卒業後、就職のため地方から都会に出てきました。
親も友達も知り合いもいない町で、仕事を覚えながら人間関係を築くのは難しく、孤独や失敗で落ち込むことも多々ありました。
そんな時に、魔女の宅急便を見たのです。
ほうきに乗って空を飛べなくなった魔女のキキが、友達のトンボを助けるためにモップに乗って必死に空を飛ぼうとするシーンにはもう号泣!
泣きながら、心の中で「頑張れ、キキ!」と応援していました。
あれから30年以上が経ちますが、今でも魔女の宅急便は感動して涙が流れる作品です。
天気の子
細かく、写真のようで、でも現実世界では見られないような美しさで、悲しいシーンだけでなく最初から最後まで感動でした。
そして楽曲もとても素晴らしく、歌詞とストーリーがマッチしていて泣けます。
大事なシーンが始まる前から
映像と楽曲の素晴らしさで心がいっぱいになります!
ストーリーでは主人公の帆高、陽菜が物事を成功しうまく進んでいく所が一番映像が綺麗で感動しました。
そして二人が引き離されるシーンにも涙しました。
さらにこの映画は主人公の男女だけでなく、小学生の弟、凪くんも一緒に問題に立ち向かっていきます。
幼いのに頑張っている姿、家族想いな所にとても感動しました!
この世界の片隅に
アニメションのカラー配色もシンプルで色味がないように思えました。
主人公の女の子が勇敢で強い子に思えたのは私だけでしょうか?
旦那さんを思う気持ちが強く伝わってきたのと家族思いで泣けましたね。
人を思う気持ちというのは誰からもいい気持ちにさせられます。
主人公の女の子は戦争さえなければもっと素晴らしく笑っている世界にいたのにと激しく激怒してしまいそうな気持にもなりました。
戦争とは心まで身体までどこまでも限りなく不幸で暗い人生に導こうとするのですね。
主人公の女の子から生きる希望を頂けたのは幸いでした。
シュガーラッシュ
ゲームの中のお話で、悪役で嫌われ者のラルフとバグ持ちで嫌われ者のヴァネロペが協力してお互いを助けていくお話です。
まずヴァネロペがラルフが持っていたメダルを横取りしたりとあまり仲は良くありませんでしたが、二人ともみんなに知られていない場所、ゴミ溜めやボーナスステージ予定で使われていないマグマの元で寝ていることを知りお互い親近感を持ちます。
そこでラルフが不器用なりにも自分の車を持っていないヴァネロペに車を作ってあげます。
少しぐちゃっとした見た目でもヴァネロペが大喜びなシーンに少し泣いてしまいました。
次にヴァネロペのゲームの世界がが別のバグに乗っ取られそうになった時、ヴァネロペ以外のゲームのキャラクターたちはゲーム外に避難するのですがヴァネロペだけは不具合があるためゲームの外に出られません。
その時にラルフが命がけでヴァネロペを助けるシーンはとても感動しました。
最後にヴァネロペの不具合がなくなり、さらにヴァネロペはそのゲームのメインキャラクターだった記憶をみんなが取り戻し、敬いはじめるシーンはとても気持ちが良かったです。
そしてラルフもゲームのキャラクターたちが悪役もいなければゲームが成立できない、いなくてはならない存在だということに気づいてもらえて、みんなで仲良く暮らしはじめるシーンはとても感動しました。
ラルフは今までクリアされて落とされるシーンが一番嫌だったけれど、その落ちるときに向かいにあるゲーム機に映るヴァネロペの活躍姿を見れることから一番好きになりました。
悪役もいい役だ、と自分でも思えるようになったところが一番感動しました。
トイストーリー3
誰もが幼いころ一度は手にしたことがあるおもちゃをテーマにした作品なので、必ず共感できる部分があるのがこの作品やこのシリーズの魅力の一つだと思っています。
特に3は、大人になったおもちゃの持ち主とおもちゃの別れのシーンがあります。
そこがとにかく泣けます。感動します。
このシリーズの1.2を見てから見るともっともっと感動が増します。
もしもおもちゃが自分のように感情を持っていたら?
ということを考えてみるだけで本当におもちゃ側に感情移入して、別れのつらさと思い出といろんなものがこみあげてきて涙が止まりません。
感動して泣けるだけでなく、おもちゃや自分の周りのものを大切にしようと思える、子供も大人も感動する素敵な作品だと思います。
秒速5センチメートル
今や有名アニメ映画監督となった新海誠監督の3作目の作品です。
まず特筆すべきは画の美しさです。
舞い散る桜の美しさがほんとうにほんとうに印象に残っています。
それから登場人物たちの一見抑揚なくも聞こえる訥々とした語り、喋り方も作品とマッチしています。
連作短編という形で3つの作品からなっており、時間の経過につれて変化し、すれ違っていく2人の関係が切なくて仕方ありません。
映画の最後、踏切でのラストシーンではすれ違い続けた2人がようやく再会できるのかと一瞬期待しますが、結局2人は会うことはないまま映画は終わってしまいます。
2人は最後まですれ違ったままなのだ、2人の生きる速さが噛み合うことはないのだと分かった瞬間、涙が止めどなく流れてきます。
聲の形
実はこの作品、学生時代に漫画が連載されていたものを少し読んでいたのですが、いじめシーンのあまりの生々しさに途中で読むのを辞めてしまったものでした。
大人になって映画を観て、やはりいじめのシーンは生々しく映り心に刺さりました。
周りと違うというだけでいじめられる硝子。
ちょっとしたきっかけでいじめていた側からいじめられる側になってしまう将也。
そして将也は硝子がいなくなってから、彼女が毎朝拭いていたのは落書きされた自分の机であったことに気づくのです。
それがあまりにリアルで、痛いのです。
再会した将也と硝子が段々と心を通わせていく様子に心が温かくなり、ラストシーンの周りの人たちの??マークが一斉に剥がれていくところは涙なしには観られませんでした。
時をかける少女
最初から最後まで、すべて好きで何度も何度も繰り返し見ました。
ずっと真琴が好きで、でも真琴はあまり恋愛には興味がなかったから伝えられなかった千昭と、タイムリープを繰り返し自分の気持ちに気付いた真琴。
二人の気持ちはすれ違いばかりで、千昭が真琴を諦めようと他の子の付き合ったりしたこともあったけれど、ようやくお互いの気持ちが伝わったのに、一緒の時代では生きられなくて千昭が未来に帰ってしまうのが本当に悲しいです。
別れの瞬間、最後まで少し意地を張ってしまう真琴の性格をちゃんと理解して、一言「未来で待ってる」と伝えに来てくれるシーンが本当に大好きで見るたびに泣いてしまいます。
この世界の片隅に
この映画は太平洋戦争末期の広島に住む女性の日常を描いた物語です。
最初の方は少ない食料でも工夫をこらす主人公やその家族にほっこりするのですが、戦争が悪化するにつれて主人公の大切な人が亡くなってしまいます。
それでも国のためと耐えに耐えてきましたが、玉音放送を聞いた直後主人公は今まで口にしてこなかった胸の内を叫ぶところに感動しました。
普段は大人しい性格の主人公ですが、本気で日本人が全滅するまで戦うと叫んだシーンはなんとも言えない気持ちになりました。
特に感動したのはこのシーンでしたがそれ以外にも泣けるシーンはいくつもあります。
私は後半ずっと泣きっぱなしでした。
戦時中でも確かに日常はあって、でも少しずつ戦争が日常を奪っていく様子がとてもリアルでした。
サマーウォーズ
自分自身も大家族なこともあり、サマーウォーズの食事風景には親しみもあり、懐かしさを感じます。
あんなに立派なおうちではないけど、女衆が台所にたち食事の準備をする。
昨今では批判されるシーンかもしれないけど、これぞ日本といったシーンで私たちは物語の世界に引き込まれます。
引き込まれた上でのお婆ちゃんがなくなるシーン。
引き込まれていた私たちは身内かのように一緒に涙を流してしまいます。
デジタル世界での戦闘シーンもあるけど所々に散りばめられたアナログ、花札などは日本人には入り込みやすい内容。
最後には視聴者側も一体となって花札のシーンを見守ります。
アニメだけど世界観に引き込まれやすい内容でした。